ソーシャルメディア+位置情報で知っておくべきコト - KOMOREBI||blog

ソーシャルメディア+位置情報で知っておくべきコト

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友達が近くでチェックインしたら教えてくれるApp「Banjo」。
» App Store - Ban.jo

その「Banjo」アプリが、23日に大きくUIと機能を改善されてパワーアップしてきたので、改めてアプリの紹介と共に、今後ソーシャルメディアにおける1つの課題点を最後に提示したい。

以前からここのブログでも書いている通り、2012年はロケーションベース・マーケティングが大きく動き出す元年となる。
それは昨年などiPhoneアプリで大人気になった「Instagram」なども写真を投稿する際に、投稿した位置情報を一緒に関連付けることが出来る。また、Facebookなどでも「チェックイン」機能があり今いる場所に一緒にいる人をタグ付けしてウォールに投稿することもできるのは、各サービスを使っている人ならば知っていることだろう。
もちろん、Twitterのツイートの際にも位置情報をつけて投稿している人もいる。(知らずにONのままの人もかなり多いようだが・・・)

さて、この「Banjo」というアプリは、そんな各ソーシャルメディア上で投稿された中に位置情報を含んだユーザー情報を表示してくれるアプリだ。
そして、自分が最後に(何かのソーシャルメディアサービスで)チェックインした場所対して、知人などが近くでチェックインすると「プッシュ通知」をしてくれるので、近くに知人がいるのがわかる。
そして今回のバージョンアップでは、アプリを立ち上げた際のデザインから、Mapを開いた際の動き、また各ボタンなどのインターフェイスに至るまで全面的に改善されたほか、Instagram からの投稿にも表示対応することになったようだ。

Banjo」というアプリとは

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今回アイコンも大幅に変更されて、GoogleMapsでよく見かけるピンに、アンテナが付いたようなアイコンに今回変更された。

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画面が切り替わると、今回からまず最初に地図表示がされ、今自分が居る場所を中心とした範囲で位置情報を利用したユーザーが表示される。
ユーザーアイコンではなく、数字が表示されるのは同じ場所、もしくは、その周辺に複数のユーザーが居ることを示す。
もちろん地図を移動させれば、その地域で位置情報を残しているユーザーが表示される。

そして、左上のアイコンをタップすると、以下のようなメニュー画面が出てくる。

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ここでは「Explore(マップ表示)」、「Updates(一覧表示)」、「People(アイコンのみ表示)」、「Social(各ショーシャルへ投稿)」、「FriendAlerts(近くにいる友だちアラート)」、「Inbox(受信箱)」、「ユーザー名(設定)」と並んでいる。
1つずつ説明すると・・・

  1. Explore: 上記で紹介したマップ上に各ユーザーを表示させる
  2. Updates: ツイートした内容が時系列に表示される
  3. People: 近隣のユーザーアイコンだけの表示させる

という3つのモードがまずある。

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2の「Updates」では、「Twitter」ならばツイート内容、「Foursquare」や「Facebook」ならチェックインした際のコメントなどが見ることができ、3の「People」は更新のあったユーザーアイコンが一覧表示される。

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もちろん見るだけでなく、「Social」メニューからは各アプリを立ち上げることなくとも、それぞれのDBから現在位置周辺のベニューを呼び出してくれ、そのままチェックインすることも可能だ。対応しているのは、TwitterFoursquareFacebookの3種類。

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その他に、Banjoを使うユーザー同士でコミュニケーションを取ることもでき、招待状を各SNSの友達情報を引っ張って呼び入れることも可能だ。
仲良し等の場合は、このアプリで現在位置とで近くに入れば声をかけることが出来るようになっている。
こちらは、TwitterFoursquareFacebookに加えて、InstagramやGoogleの連絡帳のデータを呼びだして招待できる。
この他、Exploreのマップ表記では、現在位置だけでなく特定の地域をショートカット的に登録しておき、その周辺にいるユーザーをポン出しでチェックすることもできる。

サンプルサイトでBanjoを体験

Try banjo on the web

この辺りについては、オフィシャルサイト内で擬似アプリもどきが作ってあり、実際に同じように情報を閲覧してみることが可能だ。
» People Near You

そして知っておくべき怖さについて

さて、最後にこんなアプリを紹介すると「怖い!」だとか、「こんなアプリ使うのが○○だ」など、言う人が出てくるかもしれない。偉人は「技術は良いコトに使うために開発をしても、悪いことに使う人が必ず現れる」と言い残しているが、このアプリも使い方によってはとても便利なツールだが、視点を変えればストーカーツールに十分なりうる。
ただ日本人は何でも不快に感じるものすぐにを排除しようとする文化があるようだが、ちょっと待ってみて欲しい。
本当に問題なのは既に各ユーザーが自分の情報を晒し続けている状況があるということ。

例えこのアプリが削除対象となったといえども、情報はネット上に既に存在してる訳であって、プログラミングの知識がある人ならばこのアプリを使わずとも、もしくはもっといろいろな情報と関連付けてチェックすることは既に技術的に可能だ、ということだ。
重要なのは自分がこの状況を知った上で、どうその身をソーシャルメディア上で投じていくかにある。

筆者が今回紹介したのは、「本当に自分がその情報を投稿したいのか?」という躊躇することもリテラシーとして気づいてもらいたいので敢えて紹介してみた。
そして、これら情報は個人情報として、1人1人の情報を見なくとも「"その場所"にどんな属性の人が居るのか?」という大衆情報がそのままサイレントでありながらも、リアルなリサーチの代わりになっていく、それがロケーションベース・マーケティングでもである。

セマンティックWebな考え方としては、情報が関連付けされていくのは今度のWebとして避けて通れない進化だが、利用する側もリテラシーの進化をしていくことは重要であって、特に日本は世界的にもインフラが整っている1位2位のランクであるにも関わらず、知ようする側のリテラシーレベルは世界的に低いということを問題視することが重要である。
その点、韓国はインフラもリテラシーレベルも世界的に上位にあるのは凄いことであって、日本はその点では遅れをとっている状況にある。さて今日からのソーシャルメディアでの活動でアナタは何を晒し続けていきますか?


今日のひと言

なんと昨晩ひょんなコトで作詞家の有森聡美さんにお会いした。

顔出しをあまりしないそうなので、写真を一緒に撮ることはかなわなかったが、いろいろ作詞界やら音楽業界やらアニメ業界の話を聞かせてもらってしまった。
知らない人の為に説明すると、有森聡美さんとは大御所声優の林原めぐみ嬢や、奥井雅美さんなどのアニメ界では必ずカラオケで歌われる曲の作詞をしてて「神」とも言われている方だ。自分もアニカラをたまに仲間内でやるが、誰かしらが1・2曲は有森さんの作詞した曲を歌う。
有名なところでは大人気アニメ『スレイヤーズ』OPの「Get along」や、『機動戦艦ナデシコ』OPの「YOU GET TO BURNING」と言えば思い出す人も多いに違いない。
最近では、『僕は友達が少ない』や『いぬかみっ!』などの曲でないだろうか。
他にも話しの中に有名人など生で出てきてたが覚えきれなかった・・・。
ただ、"しょこたん"こと中川翔子さんが「神」と言うところを考えればアニメ知らない人でも「なるほど」と思える人だ。

オーラが違った。そして、とても優しい美人な女性だというのは間違いない。またお会いしてお話してみたい。

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