祝、再フリーランス1周年 - KOMOREBI||blog

祝、再フリーランス1周年

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12月1日。

早いもので、あれからもう1年が経ってしまった。
私が1人でやっていく(フリーランス)のを決めて再スタートをした日だ。
※もう既に今日4日になってしまったが・・・。

元々フリーランスから始めたのもあったのもあって、おそらく普通の人よりは一歩出しやすかったのかもしれないが、やはり定所得に少しでも浸ってしまうと1人でというのは考えてしまうモノ。

さて、この1日年を振り返ってみて・・・。

正直、大変だった。
そのひと言に付きてしまうかもしれない。
この1年、親にも迷惑かけたし、かなり自分として「どうしよ」となった部分が何度もあった。
お金が底を完全に付きてしまう時もあった。心の拠り所だった彼女との別れもあったし、その後にもちょっと辛い時期があった。
自分が何しているのだか分からなくて、何もできなくなった時期もあった。

でも、そんな状態を這いずるように動かして、フリーランスに戻る時の目標としていた「書籍を出す」というのは、この1周年を迎えるまでに2冊という結果を成し遂げられたのは、本当に運が良かったとしか言いようがない。(実はもう1冊あるのだが・・・)
もちろんこれも、周りのさまざまな人達の助けがあったからこそだ。
元々Web業界でやっていこうと思ったとき、とにかく「横のつながりがモノを言う世界だ」と判断していたので、人との繋がりだけは誰よりも多くするのを大切にしてきた。それが今になって「やっぱり正解だった」と思い知らされた。

そして次のステップ。

それは「Web業界の底上げ」。
特に筆者は「Webホスピタリティ」という言葉を根付かせることをやっていきたい。

これまでWebは「リピーターが大切」とクライアントに説明しておきながら、その大半が作って終わりのWebサイトが大半だった。
今年に入って、制作側よりも発注側と接する機会が多くなり、そこで予想していた以上に発注側の不満が多いのに驚いた。
これまで名の知れたWeb制作会社であっても、「あの会社さ、●●なんだよね」なんていう話は良くあることで、そうでなくても「経営者の言葉が通じない」という不満が目立った。

時には某大手代理店の内側で、アドバイザーとして制作側との間にはいった経験もさせてもらったが、そこには広告代理店という立場と制作者という関係が生む、「力関係のズレ」を目の当たりにしたこともあった。
それでは上手くいかないのがWebだ。
これからはWebがマスの関係において、それまで中心だったTVをWebが中心になっていかねばならない。
そして、そのWebについて一番わかっているのは、今のWeb制作者たちだ。
「お金」については弱いがゆえに、単なる制作になっていたのが現状だ。

今までのマスの広告のやり方では売れないのが気付き始めている中、 未だに「消費者」という言葉をつかっているところは、そもそも大量消費時代の見方しかできていない。それではモノが売れないのは当たり前だ。もうモノを買う人を「消費者」と呼ぶ時代はとうの昔に終わっている。

自分が税理士を目指して経理を勉強してきた経験。
当初のフリーランス時代にやってきた様々な接客・サービス業の経験。
そして、10年以上もWeb制作者の経験もある人は実は居ない。
接客・サービスの経験者はいるかもしれないが、経理を知っているのは、そう数がいるはずがない。

なら、この能力を来年は更に自分が武器とするべき経験としてだと、そして「顧客を大事にする」という商売において基本であり、いま見直されつつある「ホスピタリティ(おもてなし)」という言葉で、筆者は単なる末端作業者レベルではない業界を作りたい。
それが2011年の自分の目標だ。
新たに講師の話や、技術でない部分でのWeb関連の書籍話、そんなのも既に小さく動き出している。
それがいずれ「Webホスピタリティ」という言葉として定着させて、制作側と発注側が力を合わせてやっていける関係をきちんと創りあげたい。
それが私の望みです。

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