【レポ】ACフォーラム:セッション1 #acf2010

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AC forum 2010

2010年3月、春一番が吹く暖かな3連休土曜日。
お台場 パレットタウン Zepp Tokyo 2階にある"東京カルチャーカルチャー" では、今年もセミナーイベント「ACフォーラム」が行われた。
» ACフォーラム : All Communicators' Forum 2010 マーケティング・コミュニケーションの業界人による業界人のための祭典

このセミナーイベントは、 ビーンスター(株)の鶴野さんを筆頭にボランティアスタッフによるマーケッター・PR業界向けのセミナーイベントで、開催は今年で5回目。年1度しか行われず、なんと今回は19人の登壇者による11セッションで9時間にも及ぶ長丁場にも関わらず入場チケットの販売はわずか1週間で完売という大盛況ぶり。
それもその筈、今回の登壇者はどーやって揃えたのか?!というほどの名のある以下の方々だった。

という訳で、少しづつ今回のレポートを書いていきたいと思う。

最初のセッションは、日本コカ・コーラ:江端 浩人 氏による「コカ・コーラ パークが挑戦するエコシステム・マーケティング」

AC forum 2010/日本コカ・コーラ:江端 浩人

いま既に世界で最も価値があるブランドとなっているコカ・コーラ社。
その他にもIBMマイクロスソフトゼネラル・エレクトリックノキアマクドナルドと続くが、その中でコカ・コーラ、マイクロソフト、マクドナルドなどが日本で独自のケータイネットサービスをしている。
そんなコカ・コーラは、日本のマーケットシェアとして3割弱をもち、「いつでも、どこでも、誰でも持ち歩けて飲める」というテーマの基にモバイル展開も重要なツールとして考えて活動しているそうだ。

2007年にオープンさせた「コカ・コーラパーク」では、これまでDBがバラバラったものを一元化しPC・モバイルどちらでもアクセス出来るようにし、ポータル化することで毎日接触できる情報の場として築き上げ、ブランド中心の動きからポートフォリオとしての意識を作り、他社とのタイアップする機会を多くすることを視野にいれている。

AC forum 2010/日本コカ・コーラ:江端 浩人

現在コカ・コーラパークの会員は、10?40代が中心(12歳未満は登録不可)、日本人口の13%(約1/8人)が会員になっているという計算にあり、ディズニーランド内のようなワールド(カテゴリー)分けがされていて、どこかしらのワールドで楽しんでもらえれば・・・という意識で作られており、2007年にはモバイルプロジェクトアワードで優秀賞を獲得。2009年には日経ネットマーケティティングイノベーションアワードで優秀賞まで獲得する結果となっている。
そしてコカ・コーラパークで行われたビンゴ大会では世界最大のビンゴ大会ということでギネス記録認定もされ、次は更にその記録を塗り替えると自負している。

コカ・コーラ社としては、人(顧客)の集まるところにブランド体験出来る場所を用意するのが意識としてもっている。
特にソーシャルメディアにおいては、サイトへの誘導としてのツールだけでなく、その場所に出ていってブランドの場をつくることを視野に入れいて、その動きは昨年12月に「SocialMediaPolicy」をつくり、社員が積極的に活用をやることを推進し、裏で何かやるのではなく表立って活動するよう決めてるそうだ。
2010年にあたってはこれを如何に広めていくかがテーマ。 それはこれまでのような一方通行ではなく、顧客との双方的なやり取りな世界なのだあら「One to Oneマーケティング」をしなければならないし、顧客同士が会話し・つながっている世界に企業も出ていってマーケティングしなければいけない。そのような考えでいて、エコシステムマーケティングと名称をつけているそうだ。

AC forum 2010/日本コカ・コーラ:江端 浩人

そして今春からは、mixiやtwitter、Ustreamを取り入れて行くこともプロジェクトが計画されていて、そのようなプロジェクトの1つに伊集院 光 氏によるTV番組が、TOKYO MX で4月9日毎週金曜23時?「IJP」よりスタート。TwitterのID「IJT2010」も既に用意されていて、フォロアーも数千人が既にいるそうだ。

AC forum 2010/日本コカ・コーラ:江端 浩人

この話を聞いた感想として、当に世界一のブランド価値がある企業というのは間違ってはないと感じた。
それはネット展開にあたってのユーザー(顧客)側との関係図をしっかりと理解している点においては大企業なのにスゴイ。
企業が大きなほど実は大量消費時代の余韻から離れられず、今だネットへの展開を「広告」としてのみ考えているとことの方が実はまだ多いのだが、それはもともと海外企業である故か、現在のネット環境でユーザーとユーザーがつながっているという図式をわかっているからの成功に違いない。
そもそも人間の欲求である「甘味」と「炭酸」という最大の組み合わせから生み出した「コーラ」を考えるのだから当たり前なのかもしれないが・・・

そんな感じで他のセッションも少しずつレポートを書いていこうと思う。
なにせ11セッションもあるので・・・1度には無理だw

コカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティング
コカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティング

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