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【雑記】Webクリエーターで10年後仕事ありますか?  

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今日は、月に2度のデジタルスケープでの講師だったのですが、最近、過去の受けた受講生が再び再受講してくれる事が多くなりました。
現場に派遣されて、意外にWeb制作に直接携われなかったけど、やっぱりWeb制作をしたい!と思ってくれて、かつ、私のやってる講義に再び受講に来てくれるのは大変嬉しき事です。

今日も、そんな生徒さんの1人が再受講をしてくれたんですが、ランチ休憩の時間に――、
「今Webの勉強していて、今度もやっていきたいと思うんですが、
 10年先仕事があるか不安なんですが・・・」

という質問をもらいました。

この生徒さんはとても意欲がある女性なんですが、とても現状況を良く見ていると、関心した訳です。
正直、今の若いクリエーターさんを見ていると、Web制作の未来は厳しいだろうなー、というのが私の印象なのです。
もちろん、すべての人が・・・という意味じゃないんですが――、

  • 教えてもらうのが当たり前
  • Web制作の技術ネタだけおっていればOK

と、言った。閉鎖的で自分本位的な考えがとても怖い今日この頃な私です。

ちょうど、何年かぶりに毎月買っては読んでいた「販促会議」を手にしたら、マーケ辺りではWebサイトのあり方について、みなが注目してる。
数年前は「Web」なんて言葉、どこにも出てこなかったのに・・・特集組んでるくらいです。
しかも「販促会議」は、実際の企画書が載ってたりするんですが、「Web」を連動させる企画は結構な割合で存在してた訳ですよ。
マーケッターなどは、みな注目していて、Webをどーやったら上手く活用できるか勉強していて、実際に「企画」に取り入れてる訳ですよ。

でも、今このブログを読んでるクリエーターさんで、どれだけの人が「Web以外」の業界にもチェックしているでしょう。
今作ってるWebサイトが、誰へむけて、何のために、どーゆー効果を求めるのなのか、理解して作ってる人が全体のどんだけいるだろう。
言われたことだけ徹夜して苦しくても作るような状況が、何年もやれればいいのか・・・という疑問を感じたんです。
もちろん、この雑誌1つだけでなくて、ここ最近周りと話してて行きついた事なんですが・・・。

Webクリエーターだから、Webに関する知識は誰よりも知っているのに、いつも奴隷のようでは、結局稼げない業界の出来上がりになってしまうんじゃないだろうか。
1,000円、2,000円の金額出してセミナーでるのも「高い」と言い、「つまらなかった」とクレームだけは主張する。
それじゃ他の業界から低い目でみられてしまうのも、仕方ないのかもしれない。
と、考えると、そろそろWeb制作技術ネタ以外にも注目すべきなんじゃないだろうか。

と・・・思った訳です。
だって、10年前は、みな「どーやってWeb制作で食っていくか!?」って、みんな目をギラギラさせて考えてたのに、そんな考えでいる制作クリエーターが、最近はどんだけいるんだ・・・と。
例えば、「これからのWebにはコンテンツ(中身)が重要だ!」ってことを言う人がいますが・・・いや、そんなの昔から言ってるし、誰もそこに視点を移さないだけじゃん?と。いや、今だに言ってくれてるのに、誰も耳をかさないのが悲しいですね。

話がそれましたが・・・
結局、その生徒さんには「今の技術だけおっても、10年後は厳しかもね」と答えときました。
私なら、今まで作ってきた経験の土台の上に、10年後の自分の立ち位置を見据えて、何が今後必要となる知識なのか考えて勉強なり/自己投資なりして動きますよ、と。
もちろん、それが今は稼げないことであっても、10年後に稼げるようにするためだったら、自己投資も必要ですよね・・・。
今の自分のために、10年前何をしてたか言えば、同じ事してた。
セミナーがあれば東へ西へ。
一時期は「どこにでも必ずいますね」と名前を知らないのに顔だけ覚えられたものです(笑)
でも、その御蔭で今の自分がここにいるんだと思えば、月に本代に何万も使ってたけど全然安い投資だった気がします。
あー、ちょっと人生設計間違った部分も若干あるけども・・・全て上手くいかないから先行投資って難しい。

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コメント ( 2 )

タイトルを見た瞬間、
「仕事がなければ、作ればいい」と思いました。

そして、10年後にする仕事のために必要となることを、
今のうちからどんどん学んで、身につけておくべきだ、と。

伊藤学(ガク) :

>ふっちーさん
コメントありがとうございます。
「仕事」がなくて、作れればよいですが、
成すがままの人たちにとっては、その状態でも食っていける人と、いけない人もでてくるかもしれません。

わたしは、食っていけるよう先行投資にはガンガン行きますw

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